CTとは、レントゲンと同様にX線(放射線)を使って画像検査をする機器ですが、レントゲンと異なり多角的に放射線を照射して、そこから得られるデータを解析して3次元的、立体的な画像にする高度画像検査機器です。
放射線を一方向から照射した2次元のレントゲン画像(通常のレントゲン撮影)では死角になって発見できないような病変でも、さまざまな方向から照射して死角がない立体的なCT画像であれば、精密な検査が可能になります。
難易度の高い外科手術であればあるほど精緻な手術が求められますが、手術前のCT撮影により正確な手術計画を立てられるようになります。
MRIもCTと同様に立体的な3D画像を得るための高度画像検査機器ですが、CTとは撮影の原理が異なり、それにより撮影の得意分野が異なります。
まずMRIはレントゲンを用いないため、被爆の心配がありません。MRIで用いるのは強力な磁力および電磁波です。主に脳や脊髄等の神経の異常、関節の異常を評価することが可能です。
画像診断を高度なレベルで行うためには継続的な読影技術向上の取り組みが必要不可欠です。とりわけ冨永院長は画像診断についてかねてより研鑽を積んでおり、2023年に日本獣医画像診断学会の定める日本獣医画像診断認定医として認定されました。同認定取得は2023年現在、九州での保有者は2人のみです。