より安全性の高い麻酔、手術を実施するために
以下のような事を行っています。
より安全性の高い麻酔、手術を実施するために
以下のような事を行っています。
※異常が認められた場合には追加検査(超音波検査,その他の血液検査等)
全ての症例において術前検査を実施しています。
手術・麻酔の安全性を高める事が目的です。一見健康に見えても先天的な異常や疾患が見つかることがあります。
セボフルランの特徴としては上記の点が挙げられます。
必ず血管確保を行い静脈注射による麻酔導入後、手術中はガス麻酔によって人工呼吸下で麻酔を維持します。ガス麻酔薬は動物病院で一般的に使用されるイソフルランではなく、少し高価なセボフルランを使用しています。
若齢の子は麻酔が安定しないことがあるため、より安全性の高いセボフルランが適しています。
血管や臓器に対し超音波メスによる凝固シーリングを行っています。
縫合糸を使用する場合と比べて出血のリスクが格段に減少します。また、縫合糸反応性肉芽腫が生じないメリットがあります。
また手術中は高性能麻酔器での人工呼吸を行い、生体情報モニターを用いてECG、パルスオキシメーター、カプノメーター、非観血式血圧計、麻酔ガス濃計、換気量・気道内圧等を必ず監視します。
潜在精巣、卵巣遺残症例など潜在精巣(陰睾)の症例は将来的に腫瘍化する可能性があるため若齢の摘出が望ましいですが、位置が特定できない症例ではなかなか手術に踏み切ることが難しい場合があります。
超音波検査、触診等で不明な場合、CTを活用し位置を特定します。